転職サイトでチェックすると「未経験歓迎」「未経験OK」の案件が意外に多いことに気づくと思います。

しかし「未経験歓迎」の求人であっても未経験者は簡単には採用されないのが現実です。

なんだ未経験では採用されないのか...
なぜ未経験では採用しないのに未経験って書くんだよ!

と思うのは当然ですよね。

でも未経験者は絶対に採用されないのかというと、そんなことはありません。

私がITエンジニアの採用担当をしていたときも未経験者を採用していましたし、他の会社でも未経験者の採用事例はよく聞きます。

そこで、今回は未経験OKの本音(なかなか採用されない理由)、未経験でも採用される方法について紹介します。

求人情報での未経験OKの本当の意味

求人情報に書かれている未経験OKは必ずしもウソというわけではありません。

本当の意味は、

本音を言えば経験者がいいけど、有望な人が応募してこなかったら未経験でも採用するよ

ということです。

中には未経験者を採用する気がまったくないのに「未経験可」としている会社もあります。

でも、そういう会社は多くはありません。

転職サイトから応募してくる求職者の対応って結構手間がかかるんです。

本当に未経験者を採る気がなかったら「経験者のみ」と書いた方が手間が省けるので普通の会社はそうしています。

本音では経験者を採りたいのに「未経験者OK」と書く理由

どこの会社も中途採用は即戦力を求めています。

即戦力の人材は入社してすぐに会社に利益をもたらしてくれるからです。

入社して

「なにもできません。2~3か月教えてください」

という人より、「はいこれ担当ね」って投げられてバリバリ働いてくれたら、会社は助かりますよね。

でも、そんな優秀な人はなかなか来てくれない。

特にITエンジニアは人手が足りなく、どこも困ってる。

ITエンジニアの不足について詳細は以下の記事を見てください。
IT業界は2030年までに80万人不足!売り手市場で未経験者が転職するには

そんな事情から未経験者でも見込みがありそうなら教育して戦力にしようと考える企業が増えているんです。

あと、日本人だと謙虚なので〇〇ができる人、〇〇ができる人、経験者のみって条件にしちゃうと、ぜんぜん応募が来ないってこともあるんです。

その点、未経験可にしておくと

「未経験でもいいなら自分ぐらいの技術力でも歓迎してもらえるかな」

と考える人が応募してくれる可能性が高まるんです。

やっぱり経験者でも、条件が厳しく書いてあると「自分は大丈夫かな...」って不安になりますからね。

この辺は、採用担当をしていると転職サイトの営業さんからも「未経験可にした方が応募は多くなりますよ」とアドバイスされるので、よほど経験者じゃなきゃダメって会社でないと「未経験可」にしておく企業は多いです。

最初にも書きましたが、多くの企業は未経験を採用する気持ちはあります。

でも経験者が圧倒的に有利なことは変わりありません。

SE転職での未経験OKの意味は4種類

もう一つ、未経験OKで注意しておかなければならないのが、未経験OKをどういう意味で使っているかです。

未経験OKの意味としては以下の4つがあります。

完全に素人でもOK
業界は未経験でもOK
業種は未経験でもOK
実務経験はなくともOK

完全に素人でもOK

プログラムも知らない、業界の知識もまったくないという完全に素人でもOKという企業はあまり多くありません。

完全未経験OKの企業は、技術を必要としない人数合わせ、人手が足りないので誰でもいいという理由が考えられます。

こういった会社はブラックの可能性が高いですし、入社してもスキルがまったくつかないので無駄な時間を過ごすことになります。

業界にいたというだけで、実務経験にもならないので注意しないといけません。

ブラック企業の見分け方については以下の記事を参考にしてください。
SEはブラックな職業か?未経験でもブラック企業を正しく見分ける方法

もう一つ、完全未経験OKにあるのが、「教育制度が整っている会社」です。

多くはありませんが、有望な素人をうまく教育で一人前にできる自信があるので完全未経験でもOKにできるのです。

教育制度に自信がある会社なら未経験で入社してもスキルが上がるので、将来的にも安心です。

実務経験はなくともOK

このタイプの未経験OKの企業は結構多いと思います。

実務経験はないけど、ある程度独学やプログラミングスクールで勉強していてプログラムは組めるというパターン。

教えることが、その会社の使用ツしているツールや実務で必要な知識だけなので教える方も楽です。

自分で勉強できている、勉強しているので適正はありそうということで未経験者を採用する気がある企業なら、あとはやる気とか転職動機などがしっかりしていれば採用される可能性は高いです。

業界は未経験でもOK

プログラミングやSEの経験としての経験が必要で、業界には初めてでOKのパターンです。

ほぼ経験者のようなものですが、IT企業以外の社内SEやサポート関連はIT業界以外でもSEやプログラマを募集していることがあります。

そういった企業では、業界未経験OKにしている場合が多いです。

職種は未経験でもOK

職種未経験だけOKという案件はあまり多くないのですが、IT業界でもコンサルは初めて、社内SEは初めてという場合に記載される場合があります。

実質、経験者を求めているということですね。

こういう案件は実務経験がないと応募しても書類も通らないので、どういう意味の未経験可か意図を読み取ることが大切です。

未経験OKの意味を見分けるには

この未経験OKの見分け方は難しいのですが、次の方法があります。

求人票の詳細から読み取る

ハローワークや簡易的な求人票からは読み取ることができませんが、多くの転職サイトには企業の詳細なメッセージページがあります。

そのメッセージページから、本当に未経験をとりたがっているのか?をある程度は読み取ることができます。未経験についての言及がまったくない場合は、未経験者を採る気がない場合が多いです。

転職サイトについては、【2018年】未経験からITエンジニアに転職したい人におすすめの転職サイトで、未経験者可の多い転職サイトを調査しています。

条件検索で抽出する

リクナビやDODAのような大手の転職サイトでは、業種未経験、職種未経験を別にチェックして検索できます。両方チェックすれば、完全未経験でも可能という意味になるのである程度は、未経験でも可能かどうかの判断がつきます。

転職エージェントから情報を得る

転職エージェントは、どのような人材を求めているのか企業から詳細な情報をヒヤリングしています。

当然、未経験者でも積極的に採用するのか?未経験者の採用実績はあるのか?という情報も知っています。

そのため、転職サイトにありがちな未経験者可でも実際は採用する気がないというミスマッチが起きにくいです。

未経験者でもOKのおすすめ転職エージェントについては以下の記事をご覧ください。
未経験でも大丈夫!ITエンジニア未経験の人におすすめの転職エージェント

未経験者でもITエンジニアに採用される方法

未経験からITエンジニアを目指すのは厳しいですが、無理ではありません。

実際に未経験でも中途から採用されて今もがんばっている人は何人も見ています。

未経験者でもITエンジニアとして採用されるには、以下の3つの点が重要です。

リサーチ
熱意
事前準備

リサーチ

今まで説明してきた通り、「未経験者OK」であっても実際には未経験者を採用する気がない企業もあります。

リーサーチせずに、そんな企業にばかり応募していると、無駄な時間と手間がかかります。

未経験だと厳しいと、頭ではわかっていながら、やっぱり書類選考に通らないことが続くと精神的ショックを受けますよね。

できるだけ情報を調べて本当に未経験者を採用する可能性があるのかどうかをリサーチしておくのが採用に近づくコツです。

熱意

今までITエンジニアで働いていたって人は、経歴を見るとある程度どんな業務ができるかわかります。

でも未経験者の場合は判断基準がないので、

適正があるのか?
すぐに辞めないだろうか?
自分で努力できるんだろうか?

を面接者が判断しなくてはなりません。

じゃあ、その判断はどうやってするのかというと、結局は求職者の熱意(アピール)でしかないんです。

本当に頑張れるかとかやっていけるかなんて、誰にもわからないので。

事前準備

ITエンジニアが他の業種と決定的に違うところは、基礎的なことはすべてネットや書籍で勉強できるということです。

そのため、まったく経験がなく0から教えてくださいという人は、中途採用の面接では、まず通りません。

どのように勉強して、どの程度までできるのかを事前に準備しなければなりません。

具体的に言うと、Webで自分用の掲示板をつくってこんな風にカスタマイズしたとか、プログラミングスクールに通ってどんなものを開発したのかなど、実際にモノが見れるとなおいいですよ。

なにも完ぺきなものを用意しろということではないです。完ぺきなものが欲しいなら、経験者のみ可とすればいいのです。

採用担当者は、未経験でも求職者が今はどのように勉強しているのか、今後どう勉強していくのか、入社してから頑張れるのかが知りたいのです。

まったくの見経験から最短でプログラミングを習得する方法については以下の記事を参考にしてください。
未経験からプログラマに転職するためのベストな勉強方法-最短3か月で可能!

未経験からITエンジニアになるためのポイントについては次の記事でも詳しく解説しています。
元採用担当が教える!未経験でもSE・プログラマ転職で採用されるためのポイント

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